いよいよ本番まで2日切りました!

シアタートラム稽古場での最後のバランス、回転テーブル練習風景。

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『奴婢訓』稽古写真

本日より『奴婢訓』本年度稽古始まりました!本年も万有引力を宜しくお願い致します。

以下は少年礼儀作法 のワンシーン。バランスと呼んでいます。ベルトを腰に巻き、中心の柱で支える以外は全身の筋力により支えるため、相当な筋力を要します。また左右の体重が近い必要もあります。本番では、更に高い位置で固定します。

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座 高円寺 稽古風景

言語:寺山修司によるラジオシナリオ

公衆はラジオに関与するとき自ら盲目になることを選択するのであるから、むしろ真空管の銀河系を不完全な世界として想像力によって補完しようと試みることを好む。

それは公衆が公的な諸問題よりも虚構的な現実を補完することの方を得意とするからである。

私はラジオこそ集団妄想とデマゴーグの氾濫によって日常的な現実原則を虚構に変えてしまう呪術機械であり、盲目になることを選んだもののための錬夢装置であると思うのである。

ラジオは腹話術の人形として背後の腹話術師の声を中継する。

ラジオはつねに孤立と対応し、予測不能、不安といったものを解消するための想像力による内部拡散をくり返し、そのエネルギーを組織化してゆく。その「小さな箱」は霊界へ通じる入り口であり「潜在意識の共鳴室」である。ー寺山修司

寺山修司『サード』 稽古日記

菅原文太になったつもりで
小便くさい深夜映画館
スルメをかじりながら
おれはスクリーンの中へと入っていった
あいつらを
ぶんなぐるために
長いあいだ
がまんしてたんだ 集団就職してきた日から
安い月給で
唇噛んで
だがとうとう復讐の日は
やってきた
「この野郎!ドバッ!血しぶきをかましてやる」
思うだけでも
ゾクゾクする
おれは生まれかわったんだ
あなただけよと
梶芽衣子が言った
おれは満足して
前の席に足をのせて眠った
一番しあわせなねぐらは
いつでも深夜映画館
目が覚めたら
朝だった
ハックション
くしゃみして
帰ってゆく
仕事はつらくて
月給は安い
人目を忍ぶかりのすがた
土曜日にはまた
帰ってくるんだ この映画館
その日まで
アバヨ
アバヨ
アーバヨ 劇中歌、“菅原文太を観にゆく歌謡曲”である。「(すでに田中未知によって作曲ずみ。レコードあり)。」とあるが、舞台化にあたりシィザーが作曲。今回唯一の合唱曲である。名曲だ。


集団就職を知らない、深夜映画館に行ったこともないのに、この曲が胸にぐっと響くのは何故だろうか。。
今回の舞台で高校生を演じる俳優は20代前半〜40代後半までと幅広い。しかし彼らが一緒になってこの歌を歌っていると、同じ時代を生きてきたような、いろんなやつがいていいんだと言われているような、なんとも不思議な感覚にとらわれる。

映画「サード」をリアルタイムで観た方にも、観たことも聞いたこともない方にも、是非観て頂きたい舞台版「サード」。
開幕まであと16日だ。
(7月19日・森)